音楽紀行(ライブレポ、アルバム感想・レビュー)

ライブに行ったレポートやアルバムの感想・レビュー。好きな音楽を見つけるツールにも

花澤香菜 live 2017 "Opportunity" @オリックス劇場

UKサウンドにのせて

 声優としても活躍する花澤香菜さんの4thアルバム「Opportunity」を引っ提げた全国ツアー。その大阪公演に参加してきました。会場であるオリックス劇場は、本町駅から徒歩10分程のところにあり、すぐそばには公園もありました。

 

Topic 1 初めての空間

 これまでロックバンドなどのライブばかり行ってましたので、今回のようなある意味アイドル的人気も非常に高いアーティストのライブは初めて。観客席を様々な色のペンライトが染めてるのは、先日参加した某コールドプレイのライブともまた違って壮観でした。ライブにはあまり慣れてないような方も多そうでしたが、みんなで盛り上がっていこうという雰囲気がいい感じですね!

Topic 2 効果的な舞台演出

 席はかなり前のほうで、めっちゃ近いやん!と思っていると開演。楽曲を演奏するのは北川勝利さん率いるディスティネーションズ!!ギター×2、ベース、ドラム、キーボード、サックス、トランペットと盤石の7人体制で素敵な音楽を奏でます。

 そして、!舞台中央に設置された階段と扉には、イギリスの風景などをプロジェクションマッピング映し出されると、いよいよお待ちかね、われらが花澤香菜さんの登場!真っ白なドレスがとてもきれい!!うわーアニメで聴いてたあの声優さんがこんなに近くに!と僕も興奮。会場も興奮。

 

Point 1 UKサウンドが響く

 「スウィンギング・ガール」そして、イギリスの偉大なロックバンSimply Redのミック・ハックネルが作曲したという「FRIENDS FOREVER」と、今作のテーマであるUKサウンドを意識した楽曲でスタート。サックスやトランペットの音色がこれまた素晴らしいです。

 順番は左右するが、「カレイドスコープ」や「滞空時間」、「星結ぶとき」など、花澤さんの素敵な歌声を後押しするようにバンドの卓越した演奏が光る。

 

Point 2 ライブで進化する楽曲

 秦基博の作曲した「ざらざら」は、楽曲イメージに沿った夕暮れイメージの映像と共に届けられ、このライブでの感動のハイライトとなった。ライブにおいても花澤香菜さんの唯一無二の「声」という武器は抜群に発揮されてますし、こういった王道のバラードは素敵に響きますね。

 「Marmalade Jam」の後には、花澤さんの衣装替えの間に、ディスティネーションズによるソロコーナーと、これでもかと観客に声を張り上げさせたコールアンドレスポンスだ。びっくりするぐらいの一体感でみんな汗だく声は枯れながらボルテージが増していく。

 各楽曲はところどころアレンジされており、また音源とは違った魅力を見せていました。本編ラストの「Blue Water」は、クラムボンのミト作曲による、EDMテイストも入ったこれまたすんげえ曲なんですが、力強いドラムの勢いなどに乗せられて、「これEDM系のライブだったっけ?」と思うくらい会場中が揺れていました。

 

 アンコールでは、レア曲の交えつつアーティストデビュー曲である「星空☆ディスティネーション」もしっかりやって、会場をもうひと盛り上がりさせたまま終了。ダブルアンコールでの「恋する惑星」も飛び出した、ほんとにお腹いっぱいです。また良いアルバムをひっさげてツアーに来てほしいな、と素直に思える素敵な2時間半でした。ありがとうございます。 

 

 あと余談ですが、「雲に歌えば」の振り付け、すごく可愛かったしMCでの言い間違いも可愛かったです、こればっかりは会場にいた人しか分かりませんでしたが。以上テンション高めでお届けしました・

 

セットリスト

1.スウィンギング・ガール

2.FRIENDS FOREVER

3.滞空時間

4.カレイドスコープ

5.透明な女の子

6.Opportunity

7.ざらざら

8.あたらしいうた

9.星結ぶとき

10.Marmalade Jam

11.brilliant

12.雲に歌えば

13.FLOWER MARKET

14.Seasons always change

15.Blue Water

アンコール

16.Young Oh! Oh!

17.CALL ME EVERYDAY

18.星空☆ディスティネーション

Wアンコール

19.恋する惑星

Opportunity(初回生産限定盤) (Blu-ray Disc付)

Coldplay A Head Full Of Dreams Tour @東京ドーム (2017.04.19)

「スタジアム・バンド」

 こう称される彼らColdplayも、日本においてこの規模でライブを行うのは初めて。

ここ数年でドーム公演をおこなったのは、思い出す限りレディーガガやテイラースウィフトといった女性シンガーやバンドでもポールマッカートニーが自身のバンドを率いてやったときなど。高齢化が進む音楽界では、ある意味まだ「若手」のほうに分類されるコールドプレイ、彼らのドーム公演は嬉しかった半面、日本でも成功するのか不安でもあった。

 そんなクソくらえな不安視を一掃した、彼らの公演についてレポを書きます。

少しでも人生最高の瞬間を共有できるように。

Topic 1 スクリーン映像、照明、特殊効果、世界基準の仕掛け

 オープニングアクトであるRADWIMPSの好演のおかげもあって,、程よく暖まった会場。

 照明が落ち、マリア・カラスの言わずと知れた「O Mio Babbino caro」がライブ開始の合図を告げるSEとして流れ出すと、会場もいよいよかと盛り上がり始める。

 そして、スクリーンには世界地図にこれまでツアーでまわったコースやその国々のファンたちの姿が映し出され、そしてコースを表した赤いラインがアジアツアーの「終点地」である日本、東京に辿り着くという心憎い演出を経て、オープニング曲「A Head Full Of Dreams」でスタート、バンドの登場と同時にいっきに会場もボルテージマックスに。ドーム中に反響する歓声と何度も聴きこんだ楽曲に、思わずしょっぱなから大号泣してしまった(笑)

 次いで早くも「Yelow」を繰り出し大合唱。観客ひとりひとりには「ザイロ・バンド」と呼ばれるリストバンドが配られ、楽曲に合わせていろいろな色で発光するのだが、これがめちゃくちゃ良くて、この曲ではドームの客席全体が黄色に輝いていた。

 「Every Teardrop Is A Waterfall」では、日本の国旗が映る素敵なシーンも。

「The Scientist」の落ち着いた曲なのに、会場のテンションも相まって熱量の高い曲のように響く感じも素敵でした。

 照明と相まってハイな気分にさせたのが「Paradise」で、アウトロでは一気にTiesto Remixバージョンに移行。派手なレーザー光線と激しいEDM調の旋律に会場はダンスフロアと化す。

Topic 2 キャリアを振り返るような曲構成

 ここまででひと盛り上がりすると、花道の先にあるBステージへ移動。第2部として今回のアルバムと対をなす「Ghost Stories」より「Always In My Head」「Magic」と披露。決して大盛り上がりするような曲調ではないが、さっきのテンションそのままに、じっくり聞き入る、でも熱量がすごい、みたいな異様な雰囲気であった。そしてクリス・マーティンによるピアノ弾き語りでの「Everglow」はこのライブのハイライトのひとつになったと思う。ピアノひとつ、あとはクリスの歌声と観客の合唱、それだけでこれだけの興奮が生みだせるんだっていうこと。MCで「日本より愛を集めて今のシリアへ送ろう」と今の時世に絡めて語ったように、愛情だったり純粋に音楽を楽しむという感情が溢れていた。

 ここから、2ndアルバムのスーパーキラーチューン「Clocks」でのあのピアノのイントロに対する爆発的歓声、5thアルバムのキラキラした感じを体現した「Charie Brown」では観客全員が飛び跳ねる(僕はその弾みでスマホが吹き飛んでいきました(笑))シーンなど、行きつく暇がない曲構成が。

Point 1 この日最高の4連発!!

 そして、実は一番一体感のある合唱だったんじゃないかという「Hymn For The Weekend」そして、あのギターリフで約束された号泣ソング「Fix You」を経て、「オオオーオオーオ」と誰しもが叫んだ「Viva La Vida」は世界で一番熱い瞬間を体感した、この日一番のハイライトだ。あの全然合唱しないと揶揄される日本で、しかも東京ドームで無限の歓声が響き渡るあの瞬間は、掛け値なしにコンサート会場としての「東京ドーム」の歴史に残る瞬間だと確信できる。

 更に今回のアルバム1番のダンサブルなアンセム「Adventure Of A Life」では、このツアーでお決まりとなった、ラスサビ前でクリスに促され観客全員が座り込み、一気にジャンプする演出、テンションはもう爆上がりである。

Point 2 スペシャルな瞬間を

 アリーナ後方に設置されたCステージにうつると、ギター、ベース、キーボードと最小構成で2ndアルバムから「In My Place」を披露。後押しするようにシンガロングが広がります。

 メンバー紹介を経てバンド初期から存在した楽曲「Don't Panic」をまさかのドラム担のウィルとギターのジョニーが歌うという!!そして、「Til Kingdom Come」ではベースのガイのブルーハープにのせてゆったりと。

 メンバーがメインステージに戻ると、クリスはCステージでこの日限りの即興ソングを作り、「I Love Tokyo」と観客に歌わせたままメインステージへと進む。

 するとここで、初めて披露する曲だとして、6月リリースのEPにも収録される新曲「All I Can Think About Is You」が世界初披露!のはずが、手違いによりメインステージのピアノのところにマイクがなく、イントロからやり直す珍しい事態に(笑)この日唯一会場がほっこりと笑いに包まれた瞬間でした。「YouTubeに上げないで!ここだけの秘密にして!」と懇願しつつ、わざわざ花道からやり直すお茶目なクリス。

 新曲は2nd頃のミニマムな雰囲気を持ちつつ、また新機軸となるような楽曲。特に各楽器のパートがクールで全面に出ていて、早く音源でも聴きたいといった感じ。

 一番聞きたかった「Something Just Like This」や「A Sky Full Of Stars」でダメ押しとばかりにもうひと騒ぎすると、1stアルバムと同様のテーマを扱った、アルバムの核ともなる「Up&Up」でフィナーレに。

 「またすぐに帰ってくるよ」と言いながら、日本の国旗と「Love」と書かれたファンの旗を並べ、それにキスをするクリス。そして肩を組みお辞儀をするメンバー4人に、会場より万雷の拍手で締めました。

 本当に、最高の瞬間でした。これまで、D'angeloやRadiohead、最近ではJames Blakeといった好演が印象に残るたびに「人生に残るライブだ」と、馬鹿の一つ覚えみたいに連呼してきましたが、今回のライブは、言うならばこれまでの人生で一番楽しくて多幸感にあふれた瞬間でした。今これを書いてる瞬間にもいまだ余韻を引きずっている。MCから、この東京ドームでの公演をライブアルバムだか映像作品として収録しているらしいので、至急発売してほしい!一刻も早くまたあの感覚を思い出したい!!なんて思いつつファンの撮影した動画をチェックする日々をしばらくは過ごします、ではでは。

 A Head Full Of Dreams Tour (04.19.Tokyo) Setlist

  1. (Opening SE) O mio babbino caro
  2. A Head Full Of Dreams
  3. Yellow
  4. Every Teardrop Is A Waterfall
  5. The Scientist
  6. Birds
  7. Paradise(outro:Tiesto Remix ver)
  8. Always In My Head
  9. Magic
  10. Everglow (Single Ver)
  11. Clocks
  12. Midnight
  13. Charie Blown
  14. Hymn For The Weekend
  15. Fix You
  16. Viva La Vida
  17. Adventure Of A Life
  18. (SE) Kaleidoscope
  19. In My Place
  20. Don't Panic
  21. Til Lingdom Come
  22.  City Of Tokyo (improvised song:「I Love Tokyo♪」)
  23. All I Can Think About Is You
  24. Something Just Like This
  25. A Sky Full Of Stars
  26. Up&Up

ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ(ジャパニーズ・ツアー・エディション)<初回生産限定盤>

RADWIMPS オープニングアクト@東京ドーム

「えっ?オープニングアクト豪華すぎちゃう?」

 Coldplayの東京ドーム公演に興奮していた私には、まさに二度目の衝撃だった。

オープニングアクトとして、これまでライブを観れなかったRADWIMPSまで見られるなんて至れり尽くせりじゃないですか…!?

 Topic 1 初めてのドーム級会場でのアクト

 ラッドウィンプス、まさに僕たち世代なら中高時代に確実に通ってきたおなじみのバンドである。「もしも」「最大公約数」「有心論」から「おしゃかしゃま」まで、カラオケに行けば自分も含めてどいつもこいつも歌っていた。

 しかし、世間的には昨年の「君の名は」の大ヒットと共に第2のブレイクを果たした印象。さてどんなアクトを見せてくれるのかワクワクしていた

Point 1 プライドを見せた「攻め」

 個人的には「君の名は」のタイアップ曲の印象ばかりが広がるのは不満であったし、4曲全部やるとかはやめてほしいなとか思っていたのだが、まさかの「前前前世」をやらないという攻めっぷり。内心「もっと他にも良い曲あることを見せつけてやれ」なんて思っていたので爽快でした(笑)

 オープニングから挨拶替わりに2曲披露した後、観客との「コールアンドレスポンス」を経て必殺の「君と羊と青」、一番聴きたかったんですよ~!!大盛り上がりでしたね僕は。

 「棒人間」「スパークル」とピアノにのせてしっとりと歌い上げると、名刺代わりの「おしゃかしゃま」を。途中ではお約束のギターとベースのソロ対決。長尺でお互いの技巧を存分に披露すると会場も沸きます!ボーカルの洋次郎はベースの武田の頭を揺さぶりながら「もっと見せつけてやれ!」とばかりに煽っていたのは笑えましたwあと前の席の、おそらくラッドを知らない海外からの客が、楽器隊のソロに興奮した様子で聞き入っていた姿が印象的で、なんだか日本語と認められたみたいに嬉しかったです。

 締めは「DADA」、もちろん緊張もあっただろうし、しょっぱなからぶっ飛ばした結果、喉も枯々となりながら歌いきる姿からも、やっぱり失敗や批判を恐れず「攻めた」という感想を抱きました。オープニングアクトとして、素晴らしい演奏をしてくれました!!

Opening Act for Coldplay Tour 2017 at Tokyo Dome (04.19) setlist

  1. Lights Go Out
  2. 夢灯篭
  3. 君と羊と青
  4. 棒人間
  5. スパークル
  6. おしゃかしゃま
  7. DADA

人間開花(初回限定盤)(DVD付)

サイハテアイニ/洗脳(初回限定盤)

Something Just Like This 歌詞和訳&解釈

Something Just Like This/The Chainsmokers & Coldplay

 来日公演も間近に控えたコールドプレイと、今破竹の勢いでヒットチューンを量産しているあのザ・チェインスモーカーズとの最強コラボで実現したこの曲。

 普段あまりEDMにいいイメージを持っていなかった僕ですが、この曲が素晴らしく良いのです。

 メロディ、アレンジ共に今年暫定No.1のお気に入りなのですが、歌詞にも注目してみますとこれまたいいんですよ。世界10億人の、かつては英雄を夢見た、冴えない僕らのための曲です。なので初めての試みとして歌詞和訳をしてみました。様々なサイトなども参考にさせていただきつつ、だいぶ意訳してますので解釈のひとつとして楽しんでいただけると幸いです。

 

I've been reading books of old

僕はたくさん昔の本を読んだんだ

The legends and the myths

そこには伝説や神話が並んでいた

Achilles and his gold

黄金を身にまとうアキレウス

Hercules and his gifts

天賦の才に恵まれたヘラクレス

Spiderman's control

手足のごとく糸を操るスパイダーマン

And Batman with his fists

力強く拳を振るうバットマン

And clearly I don't see myself upon that list

それでもはっきり分かってるんだ 

そこに僕の名前がないことを

But she said, where'd you wanna go?

けれど彼女は言った

あなたはどこへ向かって歩んでいくつもり?

How much you wanna risk?

どれだけの危険を覚悟しているの?

I'm not looking for somebody

With some superhuman gifts 

私は人並み外れた特別な力を持った誰かを求めてるわけじゃないの

Some superhero

あのスーパーヒーローみたいに華々しくて 

Some fairytale bliss

あのおとぎ話のように美しい、そんな至福の日々ではなくて


Just something I can turn to
Somebody I can kiss

ただ、私に寄り添ってくれて

そして優しくくちづけする、そんな誰かを待ってるの

I want something just like this

私はただそんな存在を求めてるの

Doo-doo-doo, doo-doo-doo
Doo-doo-doo


Oh, I want something just like this

ああ、私はただそんな存在を求めているの

Doo-doo-doo, doo-doo
Doo-doo-doo
Oh, I want something just like this

ああ、私はただそんな存在を求めているの

I want something just like this

私はただそんな存在を求めているの

 


I've been reading books of old

僕はたくさん昔の本を読んだんだ

The legends and the myths

伝説や神話が並んでいた

The testaments they told

偉人の残した聖書や

The moon and its eclipse

神秘的な月の満ち引き

And Superman unrolls 

A suit before he lifts

スーパーマンが活躍することなく

彼のスーツを脱いだとして 

But I'm not the kind of person that it fits

それでも僕はその代わりが務まる人物じゃないんだ

She said, where'd you wanna go?

けれど彼女は言った

あなたはどこへ向かって歩んでいくつもり?

How much you wanna risk?

どれだけの危険を覚悟しているの?

I'm not looking for somebody
With some superhuman gifts

私は人並み外れた特別な力を持った誰かを求めてるわけじゃないの

Some superhero

あのスーパーヒーローみたいに華々しくて

Some fairytale bliss

あのおとぎ話のように美しい、そんな至福の日々ではなくて

Just something I can turn to
Somebody I can miss

ただ、私に寄り添ってくれて

そして恋しく思える、そんな誰かを待ってるの

I want something just like this

私はただそんな存在を求めているの

I want something just like this

私はただそんな存在を求めているの

Oh, I want something just like this

ああ、私はただそんな存在を求めているの

Doo-doo-doo, doo-doo-doo
Doo-doo-doo,
Oh, I want something just like this

ああ、私はただそんな存在を求めているの

Doo-doo-doo, doo-doo
Doo-doo-doo,

 


Where'd you wanna go?

どこへ向かって歩んでいきたいのだろうか?

How much you wanna risk?

どれだけの危険を覚悟しているのだろうか?

I'm not looking for somebody

With some superhuman gifts

僕は決して人並み外れた特別な力を持った

そんなまだ見ぬ自分を探しているわけじゃない

Some superhero

スーパーヒーローみたいに華々しくて

Some fairytale bliss

おとぎ話みたいに美しい、そんな至福の日々を過ごす必要もなくて

Just something I can turn to

ただ寄り添って、

Somebody I can kiss

そして優しく口づけできる、あなたにとってのそんな存在になりたいんだ

I want something just like this

僕はただそんな、まだ見ぬ自分を探しているんだ

Oh, I want something just like this

ああ、僕はただそんな、まだ見ぬ自分を探しているんだ

Oh, I want something just like this

ああ、僕はただそんな、まだ見ぬ自分を探しているんだ

Oh, I want something just like this

ああ、僕はただそんな、まだ見ぬ自分を探しているんだ

 

 自分なりに解釈するならば、

 神話や伝説に出てくるようなお話上の憧れの存在だったり、スーパーマンバットマンみたいに誰もが夢見るヒーローみたいになりたい、子供のころからずっと思い描いた理想の自分の姿。時間と共に成長し現実を知り、そして自分を知り、理想との隔たりに苦しむ自分。それでも大切な存在である彼女の前では、そんな理想の自分でいたい、っていう気持ちですよね。好きな子の前ならどんな男だって見栄張りたいしかっこよくいたい。

 それに対してBメロでは彼女(相手)が語り掛けます。並外れた人物である必要なんかなくてただ「頼りにできる、そしてキスをして愛を分かち合える存在」、シンプルだけど素敵な、そんな「誰か」がいてくれることこそ、私の望みなんだよと。

 理想とはかけ離れた、ちっぽけな自分に対してこう言ってくれる彼女。大切な存在である彼女にとって、僕が彼女の求める「誰か」になれるのならば、僕はそんな「自分」になりたい。この曲の歌詞にオチをつけるとすればそんな感じではないでしょうか。

 最後のサビの歌詞はかなり都合よくスイーツ脳(笑)で意訳してますが、somethingという単語を、特定できない何か=無限に広がる可能性の中にある、まだ見ぬいずれかの自分として無理やり解釈できるかなと。

 以上、自己満足の歌詞和訳&解釈でした!またいろいろ他の人の解釈も見てみたいものですね。

 


The Chainsmokers & Coldplay - Something Just Like This (Live at the BRITs)

 

メモリーズ...ドゥー・ノット・オープン

James Blake @なんばハッチ

 だいぶ前の話ですが、2月末にJames Blakeのライブに行ってきました。時期が空いてるので感想をちょこっと。

シンプルにいうと、魅惑的だった部分と、衝撃的だった部分。

 ベース、ドラム(+電子パット)、ピアノ(キーボード)の構成。

ダブステップでライブはどんな感じだろうと思っていたが、かなりエモーショナルでした。照明も相まって聴きたかった曲では舞い上がってしまいました(笑)

 衝撃的だったのは、中盤以降で激しい曲調にアレンジされていた楽曲たち。激しい照明と共に、攻撃的なドラムを中心に観客もぐいぐい引っ張られていく感じ。

バンドいらねえじゃん…と思わず言ってしまうくらい、これまででも指折りの名演でした、行ってよかった!

 

The Colour In Anything (CD)

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