音楽紀行(アルバムレビュー)

邦楽、洋楽問わず聴いたアルバムのレビューを。あと、いい音楽を見つけるツールにも。

人生を変える音楽

D'Angelo JAPAN TOUR 2016 (3.29 大阪公演)

 去年、サマーソニック含め3公演を行い、初来日ライブを大成功させたディアンジェロ。その活躍ぶりにこれは次ある機会を逃さぬべし、と思っていたところ早くも再来日。その大阪公演に参加してきました。ディアンジェロに関しては、アルバムレビューの別記事にて紹介するとして、すさまじかったライブの感想を。

 会場は大阪国際会議場 メインホール(グランキューブ大阪)、最寄り駅は京阪電車中之島駅」で改札を抜ければ案内があり分かりやすいです。

 座席は一階前方、舞台下手側でした。これが後々大正解の選択に。

 

Point 1 会場が踊っていた

 前日の横浜公演での話が耳に入っていた通り、大阪公演も開始時間は一時間押し(笑

日本のアーティストのライブではほとんど時間押しなんてないし、(なんなら開演前にカウントダウンやら客を煽る映像をながしたり)、これまで唯一海外のアーティストでライブを見たノエルギャラガーも普通でした。開演までは様々楽曲が流されており、ディアンジェロ本人の選んだセットリストであるらしいです。J Dilla など流れていました。

 そして、いよいよスタート。2ndアルバム収録「Devil's Pie」で始まると、早くも会場はヒートアップ。事前にある程度アルバムは聴きこんでいたのですが、バリバリのアレンジで(違う曲の様だ)自然に体が揺れる…。周囲や後ろの客席を見てもみんな踊っていました。テクノやダンスポップでもないのにこんなに会場全体が踊っている様子はなんだか外国のようでした。

 

Point 2  煽る演者とノる観客

 Funkadelicの「Red Hot Mama」、Roberta Flack「Feel like Makin' Love」とカバー曲が続きますが、ファンキーでとても盛り上がりました。そして、(Gt.)Sharkeyの奏でるアコギのイントロで会場は大歓声! 3rdアルバム収録の必殺チューン「Really Love」が凄かった。ここから会場は、盛り上がりを通り越して、なんだかやばい雰囲気に(笑

(正直自分自身もあまり覚えてません。汗)

 「The Charade」はディアンジェロ含め3人のギタリストが横並びで絡んだり、ディアンジェロは観客に拳を突き上げるよう煽る。凄くアツかった。

続けて、1stアルバムより「Brown Sugar」を。これまた ファンキーなアレンジ。観客にも一部歌わせようと(そのフレーズが難しい笑)英語で煽るディアンジェロと、なんとか部分部分聴きとりながら必死に歌おうとする観客の関係性が素晴らしかった。歌い切った最前列の観客とディアンジェロは力強くタッチ!!

 「Left And Right」はそのアレンジに加え、「Left and Right」「Up and Down 」のフレーズに合わせ、両手でその方向を指すという振り付けが。これをしきりに要求するディアンジェロとコーラス隊がまた愛くるしい。一見ダサいような振り付けだったんですが、繰り返すうちにみんな楽しくなってきたのか、会場の一体感がすごかった。

Point 3 人生でめったにない最高のラスト30分

 「Chicken Grease」で会場はこの日最高に盛り上がりました。ライブ仕様のアレンジで大盛り上がりの観客に、ディアンジェロも気を良くしたのか、前に来るように煽る煽る。最前列の客が舞台手前に寄り、遅れて一階席の観客は次々に舞台前に殺到(もれなく私も前へ駆け出しました笑)彼とハイタッチする観客たち。バンドカウントを繰り返すバンドメンバー。ボルテージは最高潮に達しました。あの瞬間グランキューブ大阪の舞台前はライブハウスになりました、冗談ではなく。

 曲が終わり、一度引っ込むメンバーたち。以前座席に戻ろうとしない観客と、「皆さんに戻っていただけないと公演が再開できません」と必死に呼びかけるスタッフたち。こんなのホール級の会場で見たことない笑

 結局戻りきる前に、再度ディアンジェロ登場でまた大盛り上がり。

何度も歌い始めるふりをしてはやめる彼。焦らすのがうまいです…。そしてピアノで弾き始めたのは「Untitled(How Does It Feel )」一転して、美しい旋律に盛り上がりつつうっとりと聴きこむ矛盾してるような状態に。「How Does It Feel」と歌うよう何度も観客が煽られる。そして、演者が一人ずつディアンジェロと抱き合い退場するおなじみの演出が。もう終わってしまうことが寂しくも、大喝采。そして一人になったディアンジェロのピアノのフレーズを聴き終わり、ライブは終了。

 

 ついつい演奏した曲全て解説してしまいましたがそれぐらい良かった。アルバムを聴きこんでイメージしてたものと全く異なり、ファンクでアツかったライブでした。1時間半があっという間に感じられました。本当に参加できてよかった。

 派手な演出があるわけでもない、けれどもその音楽とパフォーマンスのみで魅了されてしましました。間違いなく人生を変えた。それぐらいの衝撃。

 

 

 

Black Messiah

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