音楽紀行(ライブレポ、アルバム感想・レビュー)

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サマソニ16大阪感想②

サマーソニック大阪@舞洲特設会場 1日目

 では、後半戦へ。

THE YELLOW MONKEY

 暑さでかなりばてていたので、コンビニで涼んだのちゆっくりオーシャンステージへ。

イエモンはラスト3曲ほど見たのですが、かなり大盛り上がりで体力に余裕があったなら見たかったなあと。やっぱり、人気があるだけの魅力と実力を持っているのだと感じさせられた、見事なパフォーマンスでした。

セットリスト

  1. SUCK OF LIFE
  2. BURN
  3. ROCK STAR
  4. ALRIGHT
  5. SPARK
  6. 楽園
  7. バラ色の日々
  8. パール
  9. LOVE LOVE SHOW
  10. JAM

サカナクション

 イエモン終了後の転換を待って移動。PA前の中央寄りというかなりステージが見やすい場所を確保。かなりうまくいきました。

 ステージには大量の太鼓も設置され、サカナクションの5人がおなじみの某クラフトワークリスペクトなPCスタイルで登場。のっけから「ミュージック」でぶちあがるテンション!!続いて「アルクアラウンド」「Aoi」と必殺チューンを連発。これはまずいですよ…。観客のテンションもすごい!!やっぱり、踊れるヒットチューンをいっぱい持つバンドはフェスで強いですね。

 中盤よりディープな楽曲が並んだ後は、唐突な舞妓さん登場で謎に盛り上がる「夜の踊り子」、和太鼓グループGOCOOとのコラボレーションの後「アイデンティティ」でクライマックスへ。ラストは個人的サカナクションNo.1聴きたいソング「新宝島」で締め。みんな飛び跳ねてましたね。

 室内ホールで照明ガンガンが似合うと思っていたのですが、夕焼けと海風を浴びながら聴く彼らも良かったです。

セットリスト

01.INORI ~ミュージック
02.アルクアラウンド
03.Aoi
04.蓮の花
05.さよならはエモーション
06.ネイティヴダンサー
07.ホーリーダン
08.夜の踊り子
09.SAKANATRIBE
10.アイデンティティ
11.ルーキー
12.新宝島

Radiohead

 念願のレディオヘッドのアクト。20分押しのなか、舞台が急に拡張され、6つに分かれた液晶と、多くの照明が設置される。

 そして、いよいよ彼らが登場。のっけの「Burn The Witch」は、ストリングスでなくギターをバイオリンを弾く弓のようなもので弾くことで表現。やべえかっけえ。冒頭5曲はまんま「A Moon Shaped Pool」を再現。ライブでのアレンジも、照明や液晶などの演出も相まってめちゃめちゃ良かった。アルバム自体気に入っていた私はこの時点でかなり満足。Vo.トムのMCもなんか面白かった。流暢に「こんにちは~」とか「あついですね~」とか、あとわけわからない奇声も上げてて笑いつもこんな感じなんでしょうか?ライブ映像はみたことないのでわかりませんが、けっこうご機嫌でリラックスしてる印象。

そして ここからは過去曲も。「2₊2=5」「AirBag」と激しい楽曲にめちゃくちゃノリました。周りの人のテンションもやばい笑個人的に印象に残ったのは「The Numbers」と「Idioteque」、特に後者はもう訳の分からんテンションになってもうすげえやべえよレディヘみたいな感じでw

ライブ音源はグラストンベリー1997のやつしか聴いてなくて、アルバムとかの曲を聴いたイメージしかなかったので、正直レディオヘッドのライブはめっちゃノるとかじゃなくて、ゆっくり聴きこむタイプだと思っていたんです、電子音中心とかで。でも実際は違って、ギターはガンガン鳴ってるし、でもピアノとかで美しい面もあって、ベースやダブルドラムのスリリングな演奏によって引き締められている。彼らは本物のライブバンドなんだと確信しました。

 アンコールを受けて、アコギを持つトムヨーク。これは…「Exit Music (For A Film)」やあああ!!心が濯がれるぅぅぅ。

 名曲オンパレードの後、ラストは「Karma Police」美メロ過ぎてもう…。周りに押されてしっかりシンガロングしましたよ(笑)

合唱してる人も多かったんですが、まだ終わらないと信じてた観客がほとんどでしたね。ダブルアンコールはなく、正直残念…もっと見たかったあああ。出てきたMCの人みんな「誰やねん?お前じゃないわ見たいのは」みたいな雰囲気で気の毒(笑)でも2時間超のフルセットでしたしね。(でも、東京はLet Down、No Suprises、そしてCreep…羨ましい(笑))「Paranoid Android」とか大阪でやっとけばまだバランスとれたんですかね(笑)

 でも、ほんとに凄くて、しばらくレディオヘッドの楽曲が胸をつかんで離さない状態です、今も。照明や液晶といった演出面も、演奏やアレンジ、出音などどれをとっても格が違って、やっぱりこれがワールドクラスのバンドなんだと。人生を変えるライブ。今年3月のD'angeloのライブもそう表現したのですが、ライブでの高揚感と、終わってしまった喪失感がずっと続く感じ。このタイミングで彼らのライブを見ることができて、本当に幸せでしたありがとう。また近いうちにライブが見たい。切実に。

セットリスト

01.Burn the Witch
02.Daydreaming
03.Decks Dark
04.Desert Island Disk
05.Ful Stop
06.2+2=5
07.Air Bag
08.Reckoner
09.Pyramid Song
10.Bloom
11.Identikit
12.The Numbers
13.Feral
14.Weird Fishes
15.EIIRP
16.Idioteque
17.There There
(アンコール)
18.Exit Music
19.Bodysnatchers
20.Separator
21.The National Anthem
22.Karma Police

 

以上で終了です。終わった後は急いでシャトルバス乗り場に向かったため、30分程で乗ることができましたが、結構バスに乗れなかった方々も多くいたということで、運営面で今年はとても問題が残ったそうですね。(花火もなかったので1日目だけの参加としては残念)近頃は関西での洋楽アーティストのライブも減っており、サマーソニック大阪もなくなってしまうのでは?という心配もありますが、フェスの魅力をこういった運営面からも高めていって、より多くの人が普段見られないような外国のアーティストのライブを見るチャンスとなってほしいですし、そうなることでまた新たなファンを生んでほしい、と音楽ファンとしては願うばかりです。まあそういう意味ではやっぱりメインのオーシャンステージはトリにビッグアーティスト、トリ前に実力あるアーティスト、その前くらいに邦楽からビッグアーティスト(ミスチル、B'z級)が登場、みたいな感じが一番私としては好きです。(トリ前とその前は入れ替わってもいい)もちろんファン層が異なることで、地蔵だったり問題点も多いと思いますが、せっかくだったら普段交わらないような客層同士で一緒に盛り上がりたいし、新たなアーティストとの出会いだったり、これでこそフェスの醍醐味じゃないですか。

 と長々余韻に浸りながら訳の分からんフェス論は打ち止めで、また来年もフェスには行きたいです。フジロックなども手が出れば。

とにかく、人生初のフェス、楽しかったの一言!

 

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