アスリート系スタジアムバンド
MUSE来日公演「MUSE Presented by Hard Rock Experience 日本版IRの未来」@横浜アリーナ(2017.11.13)
MUSE待望の来日公演に2日間行きました!高校生の頃から聴いていた大好きなバンドで、ようやく初めてライブが見れる!と楽しみにしていました、ほんとに凄かった…
2日間の感想をつらつら書きます。
Point 1 横浜アリーナにて
1日目はじっくり演奏や演出、会場の盛り上がりを感じよう!とアリーナ指定席で見ていた。(横浜アリーナはスタンディング部分がセンター席、1階指定席がアリーナ席、2階指定席がスタンド席となっていて注意が必要!)
アリーナCブロックということでステージ真っ正面後方の位置なんですが、アリーナの割に凄く会場の距離感がコンパクトに感じる!
Point 2 ライブの玄人
入場の遅れなどもあり、やや時間押しで開演。
開幕は最新曲「Dig Down」で、この選曲がまさに玄人の仕業。MUSEの登場に早くも大歓声が湧く中、彼らはじっくりじっくりとこの曲を聴かす。照明も相まってじわじわと会場をマシューのハイトーンボイスが染め上げていく感覚。そしていつ感情を爆発させてくれるんだ…という焦らしプレイ。
そしてためてためての、「Psycho」ですよ!!しっかり訓練されたファン達の「アイサー!!」と揃ったレスポンスが輪をかけて会場を熱くし、いよいよスタート!といった具合。
「Plug In Baby」を続けざまに披露すると、早くもサビの大合唱!日本人は合唱しないなんて幻想はここにはない。
Point 3 サプライズだらけのステージ
「日本では15年ぶりの披露だね!」と言って演奏されたのはなんと、「Showbiz」!この選曲には度肝を抜かれたファンも多かったはず…。今回はアルバムツアーではないため、自由なセットリストが組めるのだろう。
ライブは進み、「Starlight」ではマシューがど派手でカラフルな着物を羽織り、なんとステージを降りセンター席を練り歩く!このサプライズには観客も「もうとにかく騒いでしまえ!」となってこの日1番の盛り上がりを見せました。
終盤の「The Globalist」は、今回のライブを語るには外せないハイライトだ。この日唯一のマシューによるピアノに始まり、めくるめく展開から「Drones」へとつながる流れは美しく、固唾を飲んでじっと聴いているしかなかった…(「Drones」ツアーでの単独公演がなかったとことかも考えの選曲だったのかな?)
ラストは「Uprising」からの「Knights Of Cydnia」で、夢だったあのギターリフの大合唱もバッチリ巻き起こっていた!
こうして祝祭のような晴れやかな雰囲気のまま、流れるように終演を迎えた。
MUSEは力強いロックバンドで、なおかつストイックで鋭い印象。4月に観たColdplayが「エンターティナー的スタジアムバンド」だとしたら、MUSEは「アスリート的スタジアムバンド」だなあと感じた。とにかくよかった!明日はどんなことが起こるだろうか…と期待を膨らませつつ公演2日目に。続く
1日目セットリスト
- Dig Down (Intro:SFX)
- Psycho (Intro:[Drill Sergeant])
- Map Of The Proglematique(Outro:′Who know who′ riff)
- Plug In Baby
- The 2nd Law: Isolated System
- Showbiz
- The Handler
- Super Massive Block Hole
- New Kind Of Kick (The Cramps cover)
- Madness
- Dead Inside (Intro,Outro:′Who knows Who′ riff)
- Munich Jam
- Starlight
- Time Is Running Out(Intro:′Voodoo Child′ riff)
- Mercy
- The Grobalist
- Drones
- Uprising
- Knights Of Cydnia (Intro:′Man With A Harmonica′ Outro:′Abbey Road′)
2日目の感想はこちら
宇宙クラスのスケールへと飛び込む - 音楽紀行(アルバムレビュー)