2018年ライブ振り返り(夏編)
昨年下半期は忙しく、せっかく行ったライブの感想を書けてなかったので、簡潔にだが記しておきたい。そもそも誰が見てるかも怪しいライブレポートをなぜ残しているのかと言えば、ライブが楽しければ楽しい程にその記憶が残ってくれないという困った僕の特性(脳がその場を楽しむあまり記憶を残す作業を怠っているのでは?)から、覚えているうちに文章に残そうと考えているからである。
Sonic Mania 2018
長かったグッズ列をようやく並びきり、お目当てのフェスTシャツを手にした後、最初に見たのはDorian Conceptだった。一曲だけ後方からちらっと見ただけだったが、「これは次の機会があればしっかり見たいな。」と思った。その機会は早いうちに訪れるのだが、それは別記事にて。
続いてNine Inch Nailsだ。既に長いキャリアを誇るバンドだが、EP3部作をリリースしたばかりでジャンルに縛られない孤高の存在という認識があった。ライブは映像や照明など演出も凝っていて、そのうえでヘビーで熱い演奏に観客も狂喜乱舞していた記憶。
そして本日のお目当て、マイブラことMy Bloody Valentine!誰しもが慄く音のデカさを警戒してたのも束の間、同行する友人に連れられ気づけば最前スペースに。
ライブが始まる。出音でかさはやばかったのだが、それがうるさいのではなく心地よかったところがとにかく印象に残っている。全身に音を浴びるのがこんなに気持ちいいなんて…。ときおり耳栓も外して生音を楽しんだ。
あとはelrowみたりFlying Lotusチラ見したり、最高の夜更かし。
Summer Sonic 2018
Day 1
ソニマニでくたくたになったので、ゆっくり目覚め朝食をとり会場へ向かった。楽曲が好きな感じだったので、デビューアルバム発売を控えたPale Wavesを見る。終盤のみだったが本当に素晴らしく、即大好きになった。
Billie Eilishやアイドルソニックをチラ見したり、曲は知ってても普段ライブ見に行かないようなback numberをめちゃ近くで見れたりと、このごちゃまぜ感もサマソニならではだなあと。
マリンステージに移動し、マシュメロでひとしきり汗をかいた後は本日のお目当てその1Noel Gallagher's High Flying Birdsを。前の来日公演以来で、新譜の曲が結構好きだったんで聴けてうおお!と1人盛り上がっていたら、「Little By Little」「Whatever」の2連撃で涙腺大崩壊。
あとはやっぱりでかい会場での「Don't Look Back In Anger」大合唱は良かった、スマホライトも今っぽくて素敵ですね。
急ぎソニックステージに戻り、Tame Impalaを見て「こっちはこっちで全編見たかったなあ…」なんて思いつつ最前列を確保。深夜帯では独特の世界観を持つ女王蜂、キャリアに裏打ちされた安定感が頼もしかったSparksを経て、本日のお目当てその2Wolf Alice!まだ2作しかアルバムを出していないが既にアリーナが似合うバンドだなあと感激した。良いライブが見れました。
Day 2
本日は気楽にいろいろ見て回ろうと考えてました、どのステージも見たいアーティスト揃いだったので。Knox Fortuneで一足先にAll Nightを予習したり笑、Petit Biscuitチラ見して、Walk The Moonは1曲も知らなかったけどすこぶる盛り上がって楽しかった。Rex Orange Countryもチラ見だったけど人多くて驚いた記憶。
マリンステージに移ってまず見たのはマイクシノダ。ここまでの経緯を踏まえての、日本のLinkin Parkのファンたちの愛とそれに答えるマイクシノダの姿が美しかった。
そして本日のお目当てChance The Rapper!!!!とにかく最高のライブで、ひたすらに楽しげでひたむきな彼が素敵すぎましたし、観客の「盛り上がってやるぞ!」という熱意溢れる感じも良かった。僕自身ヒップホップを聴き始める大きな契機になる大切な経験になりました。
余談になるが、近くにいて仲良くなったイギリス人2人組、ラップ部分完コピで「さすが!」となった。
その後は新譜「Colors」が素晴らしかったBeckや、夜のビーチステージというロケーションと相まって最高の空間になっていたGeorge Clintonで今年のサマソニを〆た。初めて3日全日参加したが、人生で一番音楽にどっぷり浸れた時間だったように思う。名演ぞろいで迷いますがベストアクトはChance The Rapperでした。
Pale Wavesタワレコインストアライブ
余韻を完全に引きずったまま翌日はインストアライブへ。ヘザーによるアコースティックギター弾き語りだったが、9月発売のアルバムから世界初披露の「Karl」など記憶に残っている。
以上、夏終わり!秋冬に続く。