音楽紀行(ライブレポ、アルバム感想・レビュー)

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見逃せない!サマソニ2019「Sam Fender」編

 こんにちは。今年20周年を迎え3日間にわたり開催されるSummer Sonic 2019の出演ラインナップから、毎回1組ずつおすすめのアーティストを紹介しまいます。お目当てのアーティストはいるけど、他の時間はどのアーティスト見ようかなと悩んでいる方、知らないアーティストも多いしどうしようか迷っている方、ぜひ読んで参考にしていただけると幸いです。

 今回紹介するのは、東京1日目ソニックステージ(13:25~)/大阪3日目ソニックステージ(14:55~)に出演するSam Fenderです。それではどうぞ!

Vol.2 Sam Fender

 Sam Fenderはイギリス出身、新進気鋭のシンガーソングライターです。イギリス本国はもとより今世界中で注目を集め始めているアーティスト!今大人気のBillie Eilishや同じく今年のサマソニに出演するPale Waves,Superorganism等も選出されたBBCによる「Sound Of 2018」にもノミネートされた他、イギリス最大級の音楽の祭典「BRIT Awards 2019」では見事新人賞(批評家賞)も受賞しています。

 

 賞レースのことばかり書き並べても仕方ないので、さっそく曲を紹介していきます。

 

まずはこの曲、Sam Fenderのデビュー曲でもある「Play God


Sam Fender - Play God (Official Video)

  Sam Fenderの音楽の魅力は、ソリッドな音色と一度聴けば印象に残るような高らかに響く歌声だと思います。まさにこの曲はSam Fenderというアーティストを知らない人々に向けた名刺代わりの一発に他なりません。

 

続いて、「Dead Boy

 

 Sam Fenderは歌や音楽性もさることながら、歌詞にも注目して聴きたいアーティストです。この曲が描いているのは「男性性の苦しみとメンタルヘルス」です。彼の故郷にも多くいる若者の自殺、その苦しみは言葉にできないのだと悲痛に語られるこの歌は、聴いていると沈み込んでしまうような音楽と合わさって、聴き手を言い得ない感傷的な気分にさせます。

 

 そして8月(ちょうどサマソニの1週前!)にはデビューアルバム「Hypersonic Missiles」がリリース。まさにタイムリーなタイミングでライブが見られることになります。そのアルバムより先行リリースされている表題曲「Hypersonic Missiles」をどうぞ!

 

  力強い彼の歌声とドスドスと低温が響くドラムで進行し、視界が一気に開けたような高揚感が訪れるサビへとたどり着くこの曲。サックスも響き渡る怒涛のクライマックスは、もしライブで披露されたならきっとその日のハイライトの1つになるはず!

 

 本当に大注目のアーティストです。5年後10年後、「あのSam Fenderの初来日ライブを、目の前で楽しんだぜ!」って胸を張れるような伝説の始まりを目の当たりにしたい!!

 

 

 次回は今年ブレイク必至、ホームレスの境遇から「Sound Of 2019」第1位に輝くほど登りつめた新星アーティスト「Octavian」を紹介します。お楽しみに!

 

↓前回記事 

yamapip.hatenablog.com

 

Hypersonic Missiles