音楽紀行(ライブレポ、アルバム感想・レビュー)

ライブに行ったレポートやアルバムの感想・レビュー。好きな音楽を見つけるツールにも

Sonic Mania 2017 @幕張メッセ(Part 2 )※セットリスト掲載済み

Point 1 今一番踊れるロック

続いて、Kasabianを。新作が素晴らしい出来だったので今回の大本命でした!けっこう前目まで頑張って行きました。

 

 セットリストはめちゃくちゃ豪華でひたすら踊り倒せ!っという感じでした笑

新アルバム1曲目である「III Ray (The King)」からスタートし、「Eez-Eh」「Underdog」など前半から畳みかけるような選曲!!パフォーマンスも安定してて、観客もみんな揺れたり体を動かしながら聴いてたのが印象的です。

聴きたかったポップな「You're in Love With a Psycho」まででひとしきり盛り上がると、「リアムギャラガー!!」と観客共々叫びながら、彼を称えるべく捧げられたのは「Club Foor」でした!!会場中が飛び跳ねながらシンガロングでこのあたりから訳が分からないくらい盛り上がりました!観客席の一番左側で柵を頼りつつ見てた僕も、気づけば思わず中央エリアに流れてました笑

 「L.S.F」でのシンガロングで本編が締めくくられると、観客による再度の「L.S.F」大合唱を待ってアンコールへ。

新作「Comeback Kid」ではトランペットが印象的でまた盛り上がり、新作アルバムジャケットを飾るバンドスタッフも登場しつつ、ラスト「Fire」では曲中に「Sit Down!」の指示のもと全員がしゃがみ、一気にジャンプしてテンションが爆発する演出もあり、凄まじい盛り上がりのまま終わりました。終盤はもうみんなめちゃくちゃジャンプしててライブハウスばりの盛り上がりだったからか、メンバーたちも何度も柵前まで来てくれたりサービスも旺盛にしてくださり、素晴らしい時間になったと思います。

 これだけ盛り上がるならぜひ近いうちにまた日本で単独公演やってほしい!!という圧巻のステージでした。

 

Kasabian セットリスト

1.III Ray (The King)

2.Bumblebeee

3.Eez-Eh

4.Underdog

5.Shoot the Runner

6.You're in Love With a Psycho

7.Club Foot

8.Treat

9.Switchblade Smiles

10.Bless This Acid House

11.Stevie

12.L.S.F

13.Comeback Kid

14.Vlad the Impaler

15.Fire

 

Point 2 〆には充分すぎる

 ラストはORBITALでした。既にマウンテンステージ後方は死屍累々と言った様子(笑)でしたが、ORBITALにプレイはまた圧巻。音圧もすごく「行くっきゃない」と思い最後の力を振り絞って最前中央エリアで踊りまくってきました。

 「Halcyon」「Belfast」「Chime」など終盤での盛り上がりが凄く、最高の締めくくりになったと思います!!

ORBITAL setlist

1.Lush 3

2.Impact(The Earth Is Burning)

3.Copenhagen

4.Wonky

5.Forever

6.The Girl With the Sun in Her Head

7.Satan

8.Halcyon

9.Belfast

10.The Box 

11.Chime

12.Where Is It Going?

 

 

今年のソニックマニアは各アーティストの時間が長めにとってあるのもあり、どのアーティストのときも大満足できました!!

 来年以降も、サマソニに勝るとも劣らないラインナップを今年同様揃えてほしいです!

 

FOR CRYING OUT LOUD

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Orbital 20

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Sonic Mania 2017 @幕張メッセ(Part 1 )※セットリスト掲載済み

 初めてのオールナイトフェス!!でとても楽しみにしていました。 

 

 開場時間20時頃に到着、だいぶ並んでいましたがスムーズに入場できました。

 Perfumeがトップバッターを務めるマウンテンステージは既に結構並んでいたので、オープニングアクトのMississippiKhakiHairを見たのち(爆音で音が鋭くてこれまたかっこよかった!)ソニックステージへ。

 

Point 1 圧倒的なオリジナリティ

 ソニックステージのトップバッターはJUSTICEでした!最前列を確保し待つこと1時間弱。メンバー2人が登場すると、DJセットで70分ほぼほぼノンストップでした!!

 多くのEDMと違う、一筋縄ではいかないメロディだったりコーラスの使い方がオリジナリティをガンガン出してて、照明や液晶の演出も相まって(大量に積まれたマーシャルのアンプ1個1個が液晶になっててかっこよかった!)、会場はめちゃくちゃ踊ったりジャンプしたりシンガロングしたりと終始大盛り上がりでした。個人的には、何分間も2人がマイケルジャクソンばりに静止して、観客を焦らすシーンからの「Water of Nazareth」が一番爆発したと思います!

 終演後には、JUSTICEの2人も満足したのか柵の前までハイタッチしに来てくれました!メンバーの一人であるグザビエは柵を乗り越え、観客に持ち上げられ大盛り上がり。自分の目の前で乱入してくれてめちゃ興奮しました!!

JUSTICE setlist(※Mash Up 含む)

1.Safe and Sound

2.D.A.N.C.E

3.Canon/ Love S.O.S

4.Genesis

5.Phantom/Pleasure/Newjack

6.Civilization/Heavy Metal/DVNO

7.Stress

8.Love S.O.S

9.Alalazam!/Fire/Love S.O.S

10.Water of Nazareth

11.We Are Your Friends

12.Chorus

13.Audio,Video,Disco

 

Point 2 バラエティ溢れるラインナップ

 機材トラブル(自前の機材が届かなかった?)で開演が遅れたShobaleader Oneを最初の1曲だけでしたが見られて本当によかったです。自前の機材じゃないのにこんな音が良くて、超絶技巧がバキバキに駆使される様子は、本当にこの世のことじゃないかのような神々しさ…次があるならばと絶対にライブを観たいです。

 

Shobaleader One Setlist

1.Coopers World

2.Hello Meow

3.Lambic 5 Poetry

4.Squarepusher Theme

5.E8 Boogie

6.Tensor in Green

7.Delta-V

8.Anstromm-Feck 4

9.Tetra-Sync

10.A Journey to Reedham (7am Mix)

 

 対してマウンテンステージのLiam Gallagherは、王道のロックンロールでとにかく会場の盛り上がりが熱かったです!

 前日の単独公演より喉の調子も良く、ラストの「Be Here Now」「Live Forever」「Wonderwall」の三連発は間違いなくソニマニのハイライトのひとつでした!

 

Liam Gallagher setlist

(Fuckin' In The Bushes)

1. Rock'n'Roll Star

2.Morning Glory

3.Wall Of Glass

4.Greedy Soul

5.Bold

6.For What It's Worth

7.D'You Know What I Mean ?

8.Slide Away

9.Eh La

10.Chinatown

11.I Get By

12.You Better Run

13.Universal Gream

14.Be Here Know

15.Live Forever

16.Wonderwall

(Part 2 Kasabian,ORBITALへ)

 

WOMAN

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As You Were

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Liam Gallagher SUMMER SONIC EXTRA @Zepp Tokyo

「Wall Of Glass」で満を持してロックシーンに凱旋したLiam Gallagerのソニックマニア出演に先駆けて、ライブハウス規模での超貴重なライブが実現!!必見の公演に参加してきました。

 

Point 1 生まれながらロックスター

 整理番号500番台でしたので、ステージ向かって左側の7列目あたりで待機してましたが、「Fuckin' in the Bushes」とともにリアムギャラガーが登場すると、一気に観客が前に殺到!流されるように中央2列目くらいまで行き、ほんとに目の前にリアムが!!

「Rock'n'Roll Star」がめちゃくちゃかっこいい。最前エリアはもうもみくちゃの大密集で手を挙げ、リアムを見上げるように拝むのみ…。

 全盛期の声ではないし、なんならこの日は喉も不調だったのですが、そういうことは関係なく、ただただこの人は生まれながらのスターなんだなあと感じました。

「Morning Glory」と続き、本気で死ぬのかな?と覚悟するくらいめちゃくちゃ盛り上がりました。「Wall Of Glass」がそのボルテージを引き継ぐどころか、より爆発させたところからも、Oasis期の楽曲に劣らない必殺のロックアンセムなんだなと感じました。

 

Point 2 ソロ楽曲の充実

 個人的にOasisの曲ばっかりやるのはやめてほしかったので(あくまでソロなので)、たくさんソロ曲が見られて嬉しかったです。

 アルバムでも重要なアンセムになるであろう「Greedy Soul」「You Better Run」はライブ中でもかなり盛り上がった楽曲だし、「Eh La」は未収録らしいですがアコギのアルペジオが白眉な優しい楽曲でした。

アルバムは10月リリースということで焦らされるところですが、かなり期待してよい出来になってると思います!!

 

「Be Here Now」が予想以上に盛り上がり、「Wonderwall」で締めたライブは1時間ちょいでしたが熱く濃密なものでした!!

 

  バンドももっと熟練されていくと思いますし、余裕あるスケジュールでアルバムリリース後にまたリアムギャラガーの来日ツアーがあることを期待したいです!!

 

セットリスト

(Fuckin'in the Bushes)

1.Rock'n'Roll Star

2.Moning Glory

3.Wall Of Glass

4.Greedy Soul 

5.Bold

6.For What It's Worth

7.D'You Know What I Mean?

8.Slide Away

9.Eh La

10.Chinatown

11.I Get By

12.You Better Run

13.Universal Gleam

14.Be Here Now

15.Wonderwall

 

As You Were

As You Were

 

 

Mr.Children「himawari」全曲レビュー!!

Mr.Chldren「himawari」

  先日の25周年ツアーライブでいち早く届けられた「himawari」

私も一聴しただけで、ここ数年で一番好きな曲だって断言できるし、もしかしたら最高傑作なのかもしれない、なんて思えるくらいの会心の楽曲でした。ようやくCDでも聴けるということで…期待せずにはいられない!!

※CD、DVD共にネタバレ含みますので、CD買う方は先に聴くことをおすすめします!

(聴いた方なら言いたいこと、分かりますよね?笑)

1.himawari

 映画「君の膵臓をたべたい」の主題歌にも起用され話題ですが、僕はライブで初めて聴いて、グッと心臓が握りこまれた。「心をつかまれた」では足りないくらいにエモーショナルだったのだ。ライブでの演奏では「もう歌声埋もれてない?」ってくらいギターやドラムが大暴れしてる。ありそうでなかった、ミスチルの新基軸か。

 こんなアレンジが聴きたかったファンも多いに違いない。「しるし」以来、恵まれたメロディセンスから幾多の名バラードを生み出してきたものの、やっぱりストリングス一辺倒なアレンジばかりだと何というか物足りなかった。いつも手が込んでいて精巧かつ甘い和菓子みたいなものは、そりゃ一品一品綺麗だし美味しいし大満足なのだが、下手な話いつもいつもスイーツばかり食べてはいられない。恋に焦がれる少年少女だって時にはがっつり焼き肉食べたいもんだ。暑苦しいってくらい熱量を帯びた楽器隊に、さらりとストリングスが差し込まれてるのが、いい清涼剤になってて気持ち良い。

 一転、歌詞に注目しよう。歌詞からは「優しさの死に化粧」なんていう必殺のキラーセンテンスも挟みつつ強い感情と影の部分もちらつかせつつ、初期のころの甘酸っぱい雰囲気も匂わせてる。「そんな君に恋してた」なんて言って、シンプルにオトす。

 ああ心憎い。メロディラインと歌詞は甘酸っぱい感情が表れているのに、一方では楽器の演奏やアレンジや陰の部分を示唆する歌詞の一部からは、激しい感情が表れている。ライブで桜井さんが言っていたように、様々な感情が混然一体となって渦巻いてる。それなのに素敵な曲として成立してる。このバランスのさじ加減が絶妙。とにかくこの曲を聴いて、そして全国ミスチルファンと小3時間くらい話していたい。至高の一曲。

 

ここからは、前作より始まった贅沢なライブ音源コーナーである。

2~4曲目はホールツアーファイナル三重公演、5曲目は横浜アリーナでの音源。

2.メインストリートに行こう(Hall Tour 2017ヒカリノアトリエ

 なかなか初期の楽曲がライブでこれまでなかなか披露されなかったのは、ドームやスタジアムといった広い会場に向かなかったからだろう。だからこそホールツアーではこういう曲が生きるんだなあと。25周年を迎えてなお、みずみずしさを取り戻した感のある演奏。そしてファン必見のメンバーによるコーラス(ワンフレーズ)を聞き逃すな!笑

3.PIANO MAN (Hall Tour 2017ヒカリノアトリエ)

 ヒカリノアトリエでの編成は「HOME」の各楽曲とすごく親和性があると思わせる一曲。というのは、アルバム全体がホームメイドというかあえて色んな楽器を用いて暖かい曲調を支えようっていう意図が見えるからだ。去年ライブで聴いて曲の魅力に改めて気づかされた。アレンジ過多にならず、上手くコンパクトに収められてる優しい演奏。手のひらサイズ?ポケットサイズ?的な感じ。

4.跳べ(Hall Tour 2017ヒカリノアトリエ

 待ってましたああああああああああああ!!前のシングルでの「CANDY」新録、「ランニングハイ」に続き、「I♥U」からの一曲。

 「日本中がみなみのもんた」とか凄くヘンテコな歌詞に、「跳べ」っていうタイトル、ライブでも絶対ぶちあがるのに全然ライブでやらないなあ、とずーっと思ってたので、ようやくのお披露目に大興奮ですね。

 意外だったのが、ホール公演ということで結構アレンジがシンプルになってて、でもホーン隊が効いててお祭り感もある。人懐っこい、口当たりのいいアレンジになっております。皆さまいかがでしょうか?おすすめ。

5.終わりなき旅(2017.4.23 YOKOHAMA)

 この曲に関しては、語れる部分ってのは少なくて、もう実際に聴いてもらうしかない。特別アレンジを施してるわけじゃないけど、なるべく不要なものは取り除いてソリッドに、メンバー4人の演奏がより肉体的に感じられる?といえば良いだろうか…。今のMr.Childrenがどんな熱量を持っているかが、ひしひしと感じられる。あえて「ONE OK ROCK 2017 "Ambitions" JAPAN TOUR」での客演を収録したあたりにも、メッセージ性が込められているかなと。

 

 

6.忙しい僕ら

 2015年あたり、未完ツアーに回っている間に制作された曲だが、こちらはいい意味でカップリング的な1曲。ここ最近のシングルにはあんまりカップリングらしい曲がなくて(Melodyくらい?)、だからこそいい意味で力の抜けた演奏は心が落ち着きます。アレンジもまた少しヒカリノアトリエでのものと趣向が変えられています。

 

「25」秒で、タイトル「I LOVE CD SHOPS!」という空トラックを挟んで…

7.Secret Track 

 というわけで薄々期待していた通り、今回もございます。しかしその内容がまた斜め上!!ブックレットで歌詞を見ながら聴いていたのですが、ペラペラめくったら最後のページにスガシカオさんがクレジットされてたんですよ。おかしいなーおかしいなーと思っていたら…(稲川淳二っぽく)

 なんと、5月6日にさいたまスーパーアリーナで行われた「スガフェス!」での演奏から、スガシカオを迎えての「ファスナー」が!!

 スガシカオをイメージして作られたこの曲、以前にも一緒にやったことがありますが、まさかここに収録するとは…。アレンジがよりファンクっぽくてスガシカオ感マシマシで収録してくれてとても嬉しい限り!

 スガシカオさんが、「嬉しい!ミスチルの演奏で歌ったよー俺!」とお茶目に喜ぶ一幕で締められているのも笑えました!スガさん、ミスチルのシングルにも登場できましたよ?

 

 ここからDVDの内容に。

 ところで購入された方はDVDディスクの裏面を見逃さないでください!

細かなところにも素敵な工夫がありますね。こんなとこからも、CDを手に取って聴くことの嬉しさというか良さを感じさせてくださります。

Chapter 01. Documentary Of himawari

 「himawari」が誕生した瞬間から、完成するまでの道のりが余すところなく収録されてます!

 去年の9月、ホールツアー中に誕生して、今年初めからの収録。

 桜井さんが「オーガニックすぎるからもっとラウドに。」とアレンジ方向を示して、メンバー4人でスネアドラムの響きを変えたり、ギターをパワーコードにしたりと、試行錯誤して楽曲が完成していった過程が見れるのはとても面白いです。楽器してる方はより面白く見られるかも。

Chapter 02. 君がいた夏(25th Anniversary Day -2017.5.10 NAGOYA-)

 こちらは25周年の記念日でのライブから、特別に披露された「君がいた夏」です。原曲に忠実なアレンジ「ひまわりの坂道」なんて歌詞から、最新曲とこのデビュー曲とを比べて聴くのもまた一興かと。今の編成でやるからこそ、温かくて若々しい雰囲気が蘇ってきますね。今のツアーでも一度くらいは披露してほしい。

 

以上と、まあ毎度恒例ミスチルオタによる大興奮のレビューでした!皆さまも是非一聴を!!

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