音楽紀行(ライブレポ、アルバム感想・レビュー)

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Music is a Universal Language

 5月下旬、マンチェスターにおける公演に際して起きたテロにより多くの観客が巻き込まれる事件が起きた。それを受けての慈善コンサートがつい先程まで行われていた。

 各SNSなどでも生中継されており、偶然見かけた僕はコンサート後半、ちょうどジャスティンビーバーが歌っていたあたりから視聴した。

 そこに広がる光景。会場いっぱいに集まった観客が、溜まりにたまったエネルギーを歓声に換えてこだまさせていた。こだまする歓声を反響させて、アーティストたちが音楽を届けていた。インターネットを介して届く凄まじい一体感には、テロの被害者を悼み、なにより音楽、そして人々の自由はテロに屈しないという強い意思が宿っていた。当事者足り得ない僕が、このように詩的な表現で綴るのはあまりに傲慢かもしれない。

 ドイツに留学している友人に聞けば、やはりヨーロッパ現地でのテロへの警戒は強く、シーズン真っ盛りにもかかわらず、やはり各音楽フェスの開催が危ぶまれたりもされているそうだ。そんな中で、自身も身をもってテロの恐怖を感じたに違いないアリアナ・グランデは、この見事なコンサートを成功させた。

 Coldplayが、あのOasisの「Don't Look back in anger」をアリアナグランデや、多くの観衆たちと大いに歌う。

 サプライズで登場したリアム・ギャラガーが、「Rock'n'roll Star」で高らかにマンチェスターへの愛を示す。

 アリアナ・グランデが、各出演者や観客と歌い締めた「One Last Time」と「Somewhere Over the Rainbow」でコンサートは結ばれた。

 

 僕自身ができることは何なのかまだわからないが、少なくとも音楽を世界の共通言語として、自由や平和、愛情を多くの人々と共有していきたい。

 では具体的には何をすべきなのだろうか。微力かつ当たり前のことかもしれないが、それでも小さいことから1つずつ確実に行動に移していくこと、自分だけでなく世の中の出来事や問題にも目を向けることがこれから社会を担っていく僕らの義務ではないか、と考えさせられる機会にもなった。アリアナグランデは23歳でこれだけのことをやってのけているのだ。

 

 コンサート中のコメンタリーで流れた忘れらない一節、「Music is a Universal Language.」で結びとさせていただきたい。自己満足のお見苦しい文章を失礼しました。

 

 このコンサートに興味あるかたは一部分だけでもぜひ。公式Facebookアカウントでは今現在全編公開中のようです。

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