見逃せない!サマソニ2019「Alec Benjamin」編
こんにちは、大熱狂のフジロックが終わりましたね。苗場まで行かれた方、おうちでまったり中継を見られた方、どのアーティストを楽しまれましたか?そして、もうすぐそこにSummer Sonic 2019の開催も迫ってきました。夏はやっぱり音楽好きには忙しい時期ですね笑
今年20周年を迎え3日間にわたり開催されるSummer Sonic 2019の出演ラインナップから、毎回1組ずつおすすめのアーティストを紹介しています。お目当てのアーティストはいるけど、他の時間はどのアーティスト見ようかなと悩んでいる方、知らないアーティストも多いしどうしようか迷っている方、ぜひ読んで参考にしていただけると幸いです。
今回紹介するのは、東京1日目ソニックステージ(12:10~)に出演するAlec Benjaminです。個人的に今年の大注目枠!
Vol.4 Alec Benjamin
Alec Benjaminはアメリカのアリゾナ州出身で現在25歳のSSWです。彼は若くしてひたむきに音楽活動を続けてきたアーティスト。Eminem,John Mayer,Paul Simon,Justin Bieber等から影響を受けた彼は、ネット上にアップした楽曲が話題になり18歳にしてレーベルと契約を結ぶも、1枚目のミックステープ「America」リリース後に契約は終了。しかしめげずに彼は自らヨーロッパツアーを計画し、さらにはShawn MendesやTroye Sivanのコンサート会場外にて開場を待つ観客たちの前で路上ライブをし立ち止まってくれた人々には名刺を配って回ったとのこと。また自身のYouTubeチャンネルでは精力的に新曲をアップし続け、着実にファン層を広げていきました。
そしてついに2017年にリリースした「I Built a Friend」がヒット、その後も着実にヒット曲を連発しYouTubeチャンネル登録者は現在150万人以上、Spotifyでのマンスリーリスナー数は1200万人以上(世界トップ250以内)と彼が自らの手で行ってきた地道な活動は実を結び、現在最も注目される若手アーティストの1人になるまで上り詰めました。
まずは彼の1番の代表曲「Let Me Down Slowly」を。
彼は自分自身を「ナレーター」だと称します。それはスポットが当たるのは彼自身ではなく楽曲、そしてその中で描かれる物語であるということではないでしょうか。「Let Me Down Slowly」ではまさに今関係を解消しつつある相手に対して、「すぐに君が去ってしまうのは寂しいから、せめてゆっくりといなくなってくれないかな」と願う1人の男性が描かれています。彼女と夜を過ごしたベッドを「This night is cold in the kingdom」と表す可愛いげのある表現から、その彼女がベッドを出た際に感じた彼の寂しさを「Now I'm slipping through the cracks of your cold embrace」(君の冷たな抱擁の割れ目から、僕という存在が零れ落ちている)と詩的で悲しげな表現まで、彼の歌詞における表現の幅みたいなものがとても魅力的です。是非とも生で聴いてみたい曲。(ちなみにAlessia Caraとのデュエットバージョンもある)
続いておすすめするのは、「If We Have Each Other」です。
歌詞はもちろん、彼の1番の魅力はやはり歌声でしょうか。歯切れよくつぶやくように歌われるこの曲は、サビを迎えると一転「天使の歌声」と呼ばれる彼ののびやかな歌声によってまるで楽曲がもつ空間みたいなのが広がったような錯覚に陥って心にすっと入り込んでくるような気分になります。
昨年デビューアルバム「Narrated For You」(前述2曲も収録)をリリースした彼ですが、今年になっても勢いは留まりません。「Must Have Been The Wind」「Jesus in LA」と新曲を立て続けにリリースしています。
新曲はどちらもアコースティックギターを中心に優しげな曲調が耳を引きます。彼の楽曲はどれも耳に残るメロディがやはり素敵、あのEd Sheeranを引き合いに出したくなるくらいです。
2019年大ブレイク必至、まだまだ躍進を続けているこのタイミングで日本でも見れることに感謝しつつどんなライブになるのか楽しみです。
次回は「Tash Sultana」を紹介します、いよいよ本番が近付いてきましたのですぐに投稿すると思います。お楽しみに!
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