音楽紀行(ライブレポ、アルバムレビュー)

行ったライブの感想や聴いたアルバムのレビューを。いい音楽を見つけるツールにも。

月刊#新譜ジャケ聴き創刊号

「アルバムアートワークお好きですか?」

 今や音楽にはアートワーク、通称「ジャケット」なるものが付き物ですよね。これまでの歴史を振り返っても、ジャケットが印象的な作品はたくさんあります。有名どころで言えば、「The Dark Side of the Moon」/Pink Floyd や「In The Court Of The Crimson King」/ King Crimsonなどなど。

 

Dark Side of the Moon

In the Court of the Crimson King

 

 ところでアートワークがアルバムに使われ始めたのって、いつ頃からなのでしょうか。クラシックで言えばモーツァルトベートーヴェンの時代にアートワークなるものがあったとはあまり聞いたことがありません。

 調べるとそもそも「アルバム」という呼び名は、元々は20世紀初頭頃レコードを入れるための厚紙の本型ケースを指していたらしいです。まさしく写真のアルバムのような見開きケースに収められていたことが由来らしいが、この頃にはほとんど無地でタイトルのみ載っていることが主でした。

 1930~40年代、Alex Steinweissというグラフィックデザイナーによって作られた素敵な「ジャケット」が多くのアルバムで用いられるようになり、売り上げをも左右すると判明して以降は様々な趣向が凝らされたジャケットが作られるようになりました。私自身アルバム単位で音楽を聴くのが大好きなのですが、このアルバムジャケットも作品の大きな一要素だと思っています。

 

 さて昨今ではSpotifyApple Musicなどストリーミングサービスが広く普及し、世界中のどこにいてもいろんな音楽をボーダーレスにタイムラグなしに楽しめる素晴らしい時代になったと思います。一方でCDショップやレコード屋さんで直接一枚一枚手に取りジャケットを見て購入する機会は減ったのではないでしょうか。

 そこで提案したいのが「ジャケ聴き」です。かつて音楽好き禁断の楽しみといえば、そうジャケ買いですね。限られた予算を握りしめ向かったCDショップ。どれを買おうか迷う中、ふと目に入り気になったアルバムジャケット。1曲も知らない、だけどこのアートワークはどこか心惹かれる。ええい買ってしまえ、後には引けぬ!!と多くの音楽好きが一度はやった、この不確かな直感に従った非効率ゆえに最高の楽しみ方をストリーミング時代に甦らせようではないですか。

 なんといってもこの時代、ジャケ聴きにいくら失敗しようがお金を損することなんてないのはキッズにも優しい。ときにはこうして予期せぬ出会いを求めるのはいかがでしょうか。

 

 このジャケ聴きの楽しさを伝えつつ、まだ知らぬ音楽を読者に紹介すべく「月刊#新譜ジャケ聴き」という連載企画を始めたいと思います。

 具体的には、自ら何の前情報無しにアルバムのアートワークのみを見て気に入ったものを選び、聴いたアルバムを紹介していく企画となっています。

①ジャケットを見た感想②初めて聴いたときの感想(なるべくリアルに)③おすすめの曲

という視点からコメントも添えて紹介していきます。

 

是非多くの方々にこの連載シリーズを読んでいただくのと同時に、「ジャケ聴き」を楽しんでいただけるきっかけになると幸いです。それでは第1回をお楽しみに!!